일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みなかみきこう

みなかみ紀行

若山 牧水

若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면

아오조라 문고

眠り不足の重い気持で翌朝早くその宿を出た。見廻すとまったく山蔭の渓端に小ぢんまりと纏り着いた様な温泉場であった。自分の泊ったのよりずっと気持のよさそうな宿屋が他に一二軒眼についた。

温泉場の裏から直ぐ登り坂となっていた。一里二里と登って漸く人家も断えた頃から思いがけない雪が降り出した。長い萱野の中の坂を登って御料林の深い森の中に入る頃には早や道には白々と積っていた。立枯になった樅、掩い被さる様な杉の木などの打ち続いた森の中に音もなく降り積る雪の眺めは美しくもあり恐ろしくもあった。峠に着いた時には既に七八寸の深さとなっていたが其処の茶屋で飲んだ五六合の酒に元気を出して留めらるるのを断りながら終にその日、天城山の北の麓に在る湯が島温泉まで辿り着いたのであった。その渓端の温泉も無論円やかに深々と雪を被っていた。真白に濡れながら上下七里の峠道を歩き歩き詠んだ歌二三首をかきつけてこの短い紀行文を終る。

冬過ぐとすがれ伏したる萱原にけふ降り積る雪の真白さ

大君の御猟の場と鎮まれる天城越えゆけば雪は降りつゝ

見下せば八十渓に生ふる鉾杉の穂並が列に雪は降りつつ

天城嶺の森を深みかうす暗く降りつよむ雪の積めど音せぬ