일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みなかみきこう

みなかみ紀行

若山 牧水

若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면

아오조라 문고

十月廿三日。

一人はK―君という人で、今日我等の通って来た塩原太助の生れたという村の人であった。一人は沼田の人で、阿米利加に五年行っていたという画家であった。画家を訪ねて沼田へ行っていたK―君は、其処の本屋で私が今日この法師へ登ったという事を聞き、画家を誘って、あとを追って来たのだそうだ。そして懐中から私の最近に著した歌集『くろ土』を取り出してその口絵の肖像と私とを見比べながら、

「矢張り本物に違いはありませんねエ」

と云って驚くほど大きな声で笑った。

十月廿三日。

うす闇の残っている午前五時、昨夜の草鞋のまだ湿っているのを穿きしめてその渓間の湯の宿を立ち出でた。峰々の上に冴えている空の光にも土地の高みが感ぜられて、自ずと肌寒い。K―君たち二人はきょう一日遊んでゆくのだそうだ。

吹路の急坂にかかった時であった。十二三から廿歳までの間の若い女たちが、三人五人と組を作って登って来るのに出会った。真先きの一人だけが眼明で、あとはみな盲目である。そして、各自に大きな紺の風呂敷包を背負っている。訊けばこれが有名な越後の瞽女であるそうだ。収穫前の一寸した農閑期を覗って稼ぎに出て来て、雪の来る少し前に斯うして帰ってゆくのだという。