후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
本所鈴川の化物屋敷が刀影下に没して、冷雨のなかを白刃相搏つ血戦の場と化しさったころ。
ここ瓦町の露地の奥、諏訪栄三郎の留守宅にも、それにおとらない、凄じいひとつの争闘が開始されていた。
男子のたたかいは剣と腕。
だが、女子のあらそいに用いられる武器は、ゆがんだ微笑と光る涙と、針を包んだことば……そうして、火の河のようにその底を流れる二つの激しい感情とであった。
たがいの呪い、憎みあう二匹の白蛇。
それが今、茶の間……といってもその一室きりない栄三郎の侘住居に、欠け摺鉢に灰を入れた火鉢をへだてて向かいあっているのだ。
お艶と弥生。
だまったまま眼を見合って、さきにその眼を伏せたほうが負けに決まっているかのように双方ゆずろうともしない――視線合戦。
が、さすがにお艶は、水茶屋をあつかってきただけに弥生よりは世慣れていた。お艶は、さっきから何度もしているように、丁寧に頭をさげると、ほどよく微笑をほころばせながら、それでも充分の棘を含んで同じ言葉をくり返した。「あの、それでは、あなたさまが弥生様でいらっしゃいますか。おはつにお目にかかります。お噂はしじゅう良人から伺っておりますが……わたくしは栄三郎の妻のお艶と申すふつつか者でございます。