후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
「それがよろしい。互いに無傷なのが何よりだ。まもなく夜も明けよう」
そうだ。まもなく夜も明けよう。
縁の端、納戸のあたりにぼうっと朝の訪れが白んで見える。
「こう行こう!」
と歩き出した二人は、おさよ婆さんのとらわれている納戸のまえにさしかかった。
ガラリ……格子戸があいたので、お艶と弥生が同時に顔を向けると、しずくのたれる傘をさげた櫛まきのお藤。
「ごめんなさいよ。ちょいと通さして――」といいながら、もう傘と足駄をつまんであがって来たかと思うと、ひらりと二人のあいだを走りすぎて、すぐ裏口から抜け出て行った。
うらは別の露地へひらいて、右へ切れてまっすぐに行けば第六天篠塚稲荷のまえへ出る。
軒づたいにそこまで逃げのびたお藤は、ほっとしてうしろを振り返った。
追って来る御用提灯もなく、夜の雨が遠くの町筋を仄白くけむらせている――あれほどはりつめた捕手の網もどうやらくぐりぬけ得たらしい。が、ゆすり騙り博奕兇状で江戸お構えになっている自分の身に今さらのように気がついてみると、いまのさわぎといい、ここらは全部手がまわっているらしく、
「こりゃうっかりできないよ!」