후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
ではあるが、はじめ何ほどのことやあろう、ただちに乾坤二刀をひとつに手挟んで郷藩中村へ逐電しようと考えていた左膳の見こみに反して、坤竜栄三郎は思ったより強豪、そこへ泰軒という快侠の出現、いままた五人組の登場と、こう予期しないじゃまに続出されてみれば源十郎が左膳と別の戦法を用いだすにつれて、広い江戸中に孤立無援の丹下左膳、がらになくいささか心細くなって暗々然と隻腕に乾雲を撫さざるを得なかった。
鈴川源十郎がかくも頼むにたらぬ!
と気がついてみると、そもこの左膳の万難千苦の根因はと言えば相馬大膳亮様の慾炎――厳命にあることだから、ここはどうしても故里おもてから屈強の剣士数十名の来援を乞うて、一つには五人組にそなえ、同時に多勢不意に襲撃し、栄三郎、泰軒を踏み潰し、一気に坤竜を入手せねばならない!
こう事況が逼迫したうえは、早いが勝ち。
一日遅れれば一にち損!
瞬刻を争って相馬中村から剣客の一団を呼び寄せよう! へえ殿様、それが何よりの上分別、このさい一番の思いつきでございます……とあって、左膳は、成功後の賞美を約して密々のうちに、つづみの与吉を奥州中村へ潜行させることになった。