후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
「春浅しほだ火に赤き鬼四つ……南無阿弥陀仏」
こうして二十四名に減って助川をあとにした月輪軍之助の一行はつづみの与吉をみち案内にたて、その夜のうちに石神までたどりつき、翌る一日を宿屋に休息してゆうゆう傷の手当、刀のていれに費やして夕ぐれとともに石神を発足、くらい山道を足にまかせて、眠っている中納言様の御城下常陸の水戸を過ぎ、やがて利根川に注ぐ支流鞍川の渓谷へさしかかったころから……。
雨。
そして風。
一山、ごうッと喚き渡って、峡間にこだまし樹々をゆすぶる深夜のあらしだ。
「こりゃたまらぬテ!」
「ひどい吹き降りになりおったな」
言いながら水を越す用意。
鞭声粛々夜河をわたる。
広い河原だ。
黒い石が累々と重なりつづいて古びた水苔で足がすべる。蛇籠を洗う水音が陰々と濡れそぼれた夜の底をながれていた。
右は、遠く荒天にそびえる筑波の山。
ひだり、阪東太郎の暗面を越えて、対岸小貝川一万石内田主殿頭城下の町灯がチラチラと、さては香取、津の宮の家あかりまで点々として漁火のよう――。
それへ向かって、狭い浅い鞍川の河水が岩角をかんで白く咲きつつ押し流れているのだ。