후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
風流べに絵売り
「控えろッ大作! これなるは余の親友、名は言われんが大奥隠密の要役を承る大切な御仁じゃ! やにわに真槍をもって突きかけなんとする? 引けい!」
むかし伊勢の山田でも、忠相は泰軒を千代田の密偵に仕立てて手付きの者のまえをつくろったことがあるが、今また、大奥隠密! という忠相とっさの機知に、徳川家を快しとしない武田残党の流士蒲生泰軒、燭台の灯かげにいささかくすぐったそうな顔をなでていると、何も知らない大作は、思わぬ失策にすっかり恐縮し、カラリと槍を捨ててその場に平伏した。
「いえ、ソノ、いつお越しになったかも存ぜず、それに、あまり変わった服装をしておいででござりますゆえ、つい、失礼ながら怪しきやつと……」
「うむ……なんじの寝ぼけ眼に映じたのであろう?」
忠相も、笑いをこらえている。
「はッ」
「かわった服装と申すが、それもお役柄、隠密なればこそじゃ。その方とても時と場合によっては、探索の都合上、ずいぶんと変わった扮装をいたすのであろうがの」
「はっ。まことにどうも」
「一応声をかけて然るべきに、余と対談中の方へ槍を向けるとは粗忽なやつじゃ」
「なにとぞ平に御容赦……お客さまへも御前からおとりなしのほどを」