후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
岸田 国士의 光は影を(ひかりはかげを)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,262자 · 276화면
四
「なんだか知らないけれど、あなたのおつしやること、とても残酷みたいだわ。きつと男の方としては立派なんでしようけれど、あたしに、そういう気持になれつておつしやるの、むりよ。あたしは、たゞ、悲しいだけよ。あなたは、今まで、あたしに待つことを教えてくだすつたの。たゞ、信じて、待つことを、よ。でも、もう、それもいけないのか知ら………」
「いけない、というよりしかたがない。いや、あなたが、どこかに、それを求めるということはできる。信じていゝものが、どこかにあるはずです。それを、たゞ待つのでなく、勇敢にお探しなさい。あなたの幸福はそこにあるのだ」
満洲、華中、マレイと、彼女の手紙と慰問袋が執拗に彼を追いかけて来た。が、それはまる一年間であつた。ぴたりと音信が止つた。
妹の多津よりたしか一つ上の彼女は、今年もう二十八になる。囲炉裡ばたで子供に乳をふくませている味岡小萩の面影を、どう想像しようにも、それは彼にとつて不可能なことといつてよかつた。
四
松本駅からすぐ島々行の電車に乗り換えて、京野等志は、大体地図で見当をつけておいたとおり、大庭という停留所で降りた。同じ姓の多いことはどこの村とも変りはないのだが、百瀬秀人とたずねると、すぐにそれはわかつた。