후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
巻一)。兎を月気とのみ心得た東洋人には変な事だ。コックス説に古アリア人の神誌に、春季の太陽を紅また金色の卵と見立て、後キリスト教興るにびこれを復活の印相としたという。しからば古欧州にもエジプト同前日を兎と見立てた所もあって卵と見立てたのと合併して、只今復活節にいわゆる兎の卵を贈りまた卵焼の兎菓子を作る事となったのであろう。けだし冬以来勢い微かなりし太陽が春季に至ってまた熾んなるを表示したのだ。老友マクマイケル言いしはドイツでは村人この日兎を捕え殺して公宴を張る所多しと。大抵族霊たる動物を忌んで食わぬが通則だが、南洋島民中に烏賊を族霊としてこれを食うを可しとするのもある(『大英類典』第九版トテムの条)。ドイツ人がもと族霊たりし兎を殺し食うも同例で、タスマニア人が老親を絞殺して食いしごとく身内の肉を余所の物に做了うは惜しいという理由から出たのだろ。サウシの書(前出)に若いポルトガル人が群狼に襲われ樹上に登って害を免がれ後日の記念にその樹を伐り倒し株ばかり残して謝意を標した。カーナーヴォン卿その株を睹由来を聴いて、英人なら謝恩のためこの樹を保存すべきに葡人はこれを伐った、所異れば品異るも甚だし、以後ここの人がどんな難に遇うを見ても我は救わじ、救うて御礼に殺されちゃ詰まらぬと評したとある。