후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
由を言うたは、秀郷唾を鏃に塗りて大蜈蚣を殺したというに合う、それから海蜈蚣すなわちゴカイが人を咬めば毒あるのみならず触れても蕁麻に触れたように痛むというた、十二年前東牟婁郡勝浦港に在った時、毎度その近傍の綱切島辺の海底に黄黒斑で二、三間も長い海蜈蚣が住むと聞いて例の法螺談と気に留めなんだが、右のごとく教示やら調査やらで気が付き当田辺湾諸村人に質すと諸所で夏日海底から引き揚げて石灰に焼く菊銘石の穴に一尺から一間ほど長い海蜈蚣が棲むと聞いて前祝いに五、六升飲んで出懸けると炎日のため件の虫がたちまち溶け腐りて漆のごとくなりおった、よほど大きな物で容れる器がないとの事だ、以上述べたところで秀郷蜈蚣退治の先駆たる加賀の海島で蜈蚣海を游いで大蛇と戦った譚も多少根拠あるものと別り、また貝原氏が蜈蚣鯨大毒ある由記したのも全嘘でないと知れる、氏の『大和本草』に長崎の向井元升という医者の為人を称し毎度諮問した由記しあれば、蜈蚣鯨の一項は向井氏が西洋人か訳官から聞き得て貝原氏に伝えたのかも知れぬ、第八図はゴカイの一種ネレイス・メガロプスが専ら水を游ぐ