후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
英語で蜻を竜蠅(ドラゴン・フライ)と呼び、地方によりこの虫馬を螫すと信じてホールス・スチンガール(馬を螫すもの)と唱う。そは虻や蠅を吃いに馬厩に近づくを見て謬り言うのだろう。さて竜蠅とは何の意味の名かしばしば学者連へ問い合せたが答えられず。『説郛』三一にある『戊辰雑抄』に、昔大竜大湖のに蛻ぎ、その鱗甲より虫出で頃刻して蜻※(「虫+廷」、第4水準2-87-52)の朱きに化る、人これを取れば瘧を病む、それより朱蜻※(「虫+廷」、第4水準2-87-52)を竜甲とも竜孫ともいい敢えて傷わずと載せたを見て、支那でもこの物を竜に縁ありとするだけは解り、その形体威めしくやや竜に似て居るから竜より生じたという事と想いいた。その後一九一五年版ガスターの『羅馬尼鳥獣譚』十四章を覧るとこうあった。いわく、ルーマニア人は蜻※(「虫+廷」、第4水準2-87-52)を魔の馬という、また多分竜の馬ともいうであろう、一名聖ジョージの馬ともいいこの菩薩は毒竜退治で名高い、この名の起りを尋ぬるに、往古上帝常に魔と争うたが、上帝は平和好き故出来るだけ魔を寛宥してその乞うままに物を与えた、しかるに魔悛めず物を乞い続けてやまず、上帝耐え兼ねて天人多く集め各々好馬を与えある朝早くこれに騎りて魔と戦わしめた。