일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면

아오조라 문고

十六世紀に成った『上達方』第七章にもほぼ同様の譚を出し、これ婦女に会うと驢に鞍置くと称うる事の元なりと見ゆ。英国の弁護士で、笑談学の大家たるリー氏先年『百笑談』の類話を纂めたのを見ると、この型の話は伊、仏、独、英の諸邦にあれどいずれも十六世紀前に記されず。しかるにそれより三世紀早く既に東洋にあったは、『沙石集』を読んで知れる。その七巻に、遠州池田の庄官の妻甚だ妬む者、磨粉に塩を合わせ夫に塗り、夫が娼に通うを験証せる由を述べ、次にある男他行に臨み妻に臥したる牛を描きしに、夫還りて改むれば起れる牛なり、怒って妻を詰ると、哀れやめたまえ、臥せる牛は一生臥せるかといいければ、さもあらんとて許しつとあって、男の心は女より浅く大様だと論じある。それより五百年ばかり後支那で出来た『笑林広記』に、類話二つを出し、一は蓮花を画き置くと、不在中に痕なく消え失せたり、夫大いに怒ると妻落ち着き払って、汝は不適当な物を画いた、蓮の下の蓮根は食える物ゆえ来る人ごとに掘り取り、蓮根枯れれば花が散るはずでないかとあり。今一つは、夫他行の際、左の番卒を画き置きしに、帰り来れば番卒右にあり、怒って妻を責むれば、永々の留守ゆえ左右の立番を振り替えたのだと弁じたとある。