일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면

아오조라 문고

わが邦でも古く陣中に馬糞を薪にし、また馬糞汁もて手負いを療じた(『雑兵物語』下)。したがって馬糞を金ほど重んじた場合もあったものか。羽黒山の社の前後に賽銭砂礫のごとく充満し、参詣人の草履に著く故、下山に先だちことごとく払い落す。強慾な輩、そのまま家へ持ち帰れば皆馬糞に化るという(『東洋口碑大全』七六二頁)。韓退之がいわゆる、牛溲馬勃、ともに収め並びに蓄うで、良医が用うれば馬糞も大功を奏し、不心得な奴が持てば金銭も馬糞同然だ。退之の件の語中の馬勃は牛の小便に対して馬の糞を指したんだが、『本草』に掲げた馬勃は馬糞に似た胆子菌リコベルドン、スクレロデルマ等諸属、邦俗チリタケ、ホコリタケなど呼ぶ物に当る(『本草図譜』三五巻末図見るべし)。第一図に示すはこれらに近縁あるポリサックム属の二種、いずれも田辺で採った。瞥見にはこれも馬の糞生写しな菌である。今までおよそ二十種ばかり記載された事と思うが、予が知り及んだところ濠州に最多種あり、三十年ほど前欧州に四種、米国に二種、そのフロリダ州では予が初めて見出したらしく、今もその品を蔵し先年来訪されたスウィングル氏にも見せた。