후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
紙で読んだ。昨今すらこの通り、いわんや上世飼養の法も知らず、何たる要用もなく、殊には斎忌の制煩多で、種々の動植を嫌う風盛んだった時に、牛馬のない地方が、わが邦に少なくなかったと攷える。想うにわが邦神代の馬は、「種類」の条で述べた、北方の馬種を大陸より伝えたのを、後世良馬を支那より輸入した事、貝原氏の説通りだろう。
『大英百科全書』またいわく、馬属の諸種外形の著しく相異なるごとく、心性もまた大いに差う。諸種を解剖してその脳を比較すると大抵相似居るのに、かくまで心意気が懸隔するも不思議だ。驢の忍耐強き、馬の悍強き、騾の頑牢なる、共に古より聞えた。七、八種もある馬属中馬と驢のみ測るべからざる昔より人に豢われてその用を足した事これ厚きに、その他の諸種は更に懐かず、野生して今にんだも奇態だ。ただしこれら諸種の心性、本来人に豢われるに適せずしてしかるか、将た人が馬と驢を飼い擾すに、幾久しく辛抱強く力を尽くしたが、他の諸種には尽力が足りなくって、かくのごときかは一疑問だ。けだし今日の馬と驢が、既に出来るだけの諸役に立っており、新たに他の種を仕付けて使わねばならぬような、格段の役目がない故、新種を飼い擾すに十分力が出ぬのじゃろう。