일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면

아오조라 문고

四十七、八年前パリ籠城の輩多く馬を屠ったが、白馬の味太く劣る故殺さず、それより久しい間パリに白馬が多かった(『随筆問答雑誌』十一輯七巻百九頁)。マルコ・ポロ曰く、元世祖純白の馬一万匹あり、その牝の乳を帝室皇族のみ飲む、ただしその祖父成吉思を助けて偉勲あったホリヤド部人は皇族にあらざるも特許飲用したと。一四〇三―六年の間にサマルカンドのチムール朝廷に使いしたスペイン人クラヴィホの記に、チムール諸国使節を大饗するに馬の炙の脚を去り、腰と臀を最上饌とし切って十の金銀器に盛るとありて、その食いようを詳述す。『周礼』に馬を六畜の首としたのもこの通り貴んだのだろう。

古ローマ人は驢乳を化粧に用いて膚を白くすと確信し、ポッペア(ネロ帝の后にして権謀に富み、淫虐甚だしきも当時無双の美人たり。何かのはずみに帝赫怒して蹴り所が悪くて暴崩した。帝これを神と崇め祀らせ、古今未曾有の大香薪を積んで火葬せしめ、なお慕うてやまず、美少年スポルス死后に酷似せるを見出し、これを宮し婦装女行せしめ、公式もて后と冊立せし事既に述べた)は、奢侈の余り多くの騾に金屐を穿かせ、また化粧に腐心して新たに駒産める牝驢五百を畜い、毎日その乳に浴し、少し日たったものを新乳のものと取り替うる事絶えず。