후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면
狐に富を貰うなどの事は措いて論ぜず、とにかく犬などには人に判りにくい事を速やかに識る能力があるらしい。ちょうど大人の眼に付かぬ微物を小児が疾く見分くるようなもので、大いに研究を要する事だ。それから『大清一統志』三五五、〈意太利亜の哥而西加に三十三城あり、犬の能く戦うを産す、一犬一騎に当るべし、その国陣を布くに、毎騎一犬を間う、反って騎の犬に如かざるものあり〉。その頃の西洋地理書から訳出したものらしいが、欧州の博識連へ聞き合したるも今に所拠が知れぬ。御存知の方は教示を吝むなかれ。
陶淵明の『捜神後記』上にいわく、会稽句章の民、張然、滞役して都にあり、年を経て帰り得ず、家に少婦ありついに奴と私通す、然都にありて一狗を養うに甚だ快し、烏竜と名づく、のち仮に帰る、奴、婦と然を謀殺せんと欲す、飯食を作り共に下に坐し食う。いまだうを得ず、奴戸に当り倚って弓を張り箭を挟み刀を抜く、然、盤中の肉飯を以て狗に与うるに狗※(「口+敢」、第3水準1-15-19)わず、ただ睛を注ぎ唇を舐り奴を視る、然、またこれを覚る、奴食を催す転た急なり、然、計を決し髀を拍ち大いに喚んで烏竜と白う、狗声に応じ奴を傷つく、奴刀を失し伏して地に倒る、狗ついに奴の頭を咋う、然、因って刀を取って奴を斬り、婦を以て官に付しこれを殺すと。