일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면

아오조라 문고

七人御前に侯じて種々の奇事を奏した。就中、二百年後マホメット世に出て回教を弘め大成功する由を予言したとは、回教徒がもっとも随喜する所である。かくて七人また洞中に退き死んだがその洞は今もあり。犬ラキムは当時一切の聖賢を凌駕した智犬と崇められ、人争うてこれに飲食を供したが、死後回教の楽土に安居常住すという。けだし畜生で回教の楽土に永住するを得たるものこの犬のほかに九あり。ヨナーの鯨、ソロモンの蟻、イシュメールの羊、アブラムの犢、シェバ女王の驢、サレクの駱駝、モセスの牛、ベルキの郭公、マホメットの驢だ。キリスト教の伝うる七睡人の譚は、ギボンの『羅馬衰滅史』三十三章の末に手軽く面白く述べられているが、それにはここに述べた犬ラキムの名は一所見えるのみで、それについての譚全く出おらぬ。

白井権八の人殺しは郷里で犬の喧嘩に事起ったと、講談などで聞く。西洋にも詩聖ダンテまで捲き添えを食わせたゲルフ党とギベリン党の内乱は全く犬の喧嘩に基づいたというが、噺が長過ぎるからやめとする。東ローマ帝国が朝廷の車の競争から党争に久しく苦しみし例もあり。『醒睡笑』には、越前の朝倉家が相撲の争論から、骨肉相殺すに及んだ次第を述べある。