일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면

아오조라 문고

この靴を逆さまに履いて追う者の眼をごまかし無難に逃げ果せるという事よくあるやつで、『義経記』五の六章に、義経吉野を落る時、弁慶誰も命惜しくば靴を倒しまに履きて落ちたまえと勧め、判官その所由を問うに、西天竺しらない国の王、はらない国王に攻められ逃げる時、靴を逆さまに穿いて命を全うし、再び兵を起して勝軍した故事を、法相三論の遺教中から学びいたと答えたと記す。津村正恭の『譚海』二に、丹後の由良の湊に逆沓という故事あり、つれ王丸という冠者、三荘太夫が許を逃れて京へ登る時に、雪中に沓を跡になし穿きて逃れたる故、雪に附ける足跡奥の方へ行けるように見えしかば、追手の者奥の方を尋ね求めし故、遁れて京へ入る事を得たりという。

漁師の子は逆さま靴の謀で一旦逃げ延びたが、今更行き処がないので身を水中に投げると、竜王これをその宮中に迎え入れた。日初王聞きて諸呪師を召集し往きて竜を呪せしむ。その時一の夜叉名を賓伽羅と呼ぶ者曠野に住んで血肉を食い、その住む処樹木すら枯れ獣畜も逃れ去るほど故、人はとても活き得ず。漁師の子竜王己れの故に呪せられ苦しむを見兼ねて、この曠野に逃る。