후리가나로 읽는 일본 고전
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면
公が、何故、硝子を製造し、紡績機を造り、反射炉を作り、大砲を鋳造し、異国の科学に、いそしんでおられるか、判るか? 専心、産業の開発に、力を尽していなさる意が、那辺にあるか、判るか? 戦はいつでも起せる。民の力を養うことは、そうは行かない。幕府も、敵であると共に、異国も敵だ。公は、四方、八方のことを考えて、その根本を、国力の充満と考えておられる。三百万両の金の如き、眼中に無いぞ。謂わんや、お由羅や、将曹の如き、蠅にも如かぬ。その虫を相手に、二十人の、三十人の集まって、一体、何を斉彬公のおためにしようと、申すのだ。有村、それが、忠義と申すことか? 忠義とはそれだけか?――俺は、お由羅が憎い。憎くて耐らんぞ。然し、こうまで考えてくると、俺は、公の仰せのままに、御指図のままに働くより外に、本当の公への忠義というものはないと思うのだ」
大久保が、言葉を、これで切ってしまったが、有村は、何も云わなかった。西郷が、頷いて
「よく判る。理窟は、そうにちがいない。だが、俺は、俺の出来ることからして行こう。お前が、理窟を考えている間に、俺は、同志を糾合しよう。人、各々、性に従って、長短がある。