후리가나로 읽는 일본 고전
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里 真志保의 和人は舟を食う(あいこくしんわたしはこうおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,567자 · 144화면
(9)新冠川上流の滝つぼ
むかし、ふたりの上川アイヌが、人のきらうこの穴を探って見ようと、穴の中へ入って行ったら、穴がしだいに狭くなって立って歩くことができなくなったので、やっとのこと這い進んで行くうち、急に明るくて広い所へ出た。ふたりはわかれわかれに別の道を進むことにした。ひとりが行った道は、さらに広い野原に出た。その野原を越えて行くと海辺に出てしまった。そしてそこに一そうの舟があったので近よってみると、死体がいっぱい入っていて、どこから集って来たのか多くの犬が吠えつき、今にもかみつこうとするので、それを追い払っていると、とつぜん頭の上の空から、
シリタルトナシ フンアナ(死魂早いなア)
という声がした。その人はびっくりして、まだ自分は死んでいないのに、死魂だなんて言ってと腹を立てて、大いそぎで犬に追われながらもと来た穴に入って、やっと出て来ることができた。すると途中で別れて行ったもうひとりも、やはり同じめにあったというので、それからこの穴は地獄に入る穴だろうといって、誰も入る者がなくなった。(永田方正『蝦夷雑話』――『北海道伝説集』267―8ページ)
(9)新冠川上流の滝つぼ