후리가나로 읽는 일본 고전
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里 真志保의 和人は舟を食う(あいこくしんわたしはこうおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,567자 · 144화면
明治22年には、コタン旧土人の給与地として、現在の土人部落付近を指定して、ウヨロ、ブウベツの地から70余戸を移住させ、大正11年3月の高橋氏の着任当時には、総勢800人ほどのアイヌによって部落は形成されていた。アイヌにとって、まさに宿命ともいうべき結核をはじめ、眼疾、内臓疾患、その他悪性の病気がおおく、滅びゆく民族としての哀歓を、白老の空いっぱいにただよわせていたのだが、氏は昔ながらの因習にとらわれている一人一人の患者を、根気よく説得し治療した。
患者の診察にあたっては、いつでも温かく、例えば、とかく医者を業とする人達の中に、私事にふけって長々と患者をまたせたり、急患往診を場合によっては(相手にもより、時間にもよるが)渋ったり、あげくのはてには断るという、我がままな人がおおいようだが、高橋氏は、ただの一度も患者を落胆させたことはなく、どうせ行かなくてはならないのだし、行くからには一分一秒でも早く出かけて、患者をよろこばしてやろうと、病床に苦吟し、高橋氏の到来を待ちかねる患者の身になって終始した。
真暗闇の山道を、手さぐりで往診にでかけたこともあるし、三里も四里もの山奥に、気軽に自転車で出かけることもあった。