후리가나로 읽는 일본 고전
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あかげっと しなあちこち
国枝史郎歴史小説傑作選
国枝 史郎
国枝 史郎의 国枝史郎歴史小説傑作選(あかげっと しなあちこち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,334자 · 121화면
ベルリン会議とは、露西亜とトルコとが戦い、ステファノ条約によって平和となったところ、英国が、その条約に不安をいだき、抗議を申入れたのを、独逸のビスマルクが仲裁に入り、その相談をするための会議であって、これへは、ゴルチャコフやビスマルクのほか、オーストリアの宰相のアンドラシイ、英吉利の宰相ジスレーリ、仏蘭西のワジントン、伊太利のコルチ等、当時欧洲の堂々たる政治家たちが列することになっていた。
ところで、ゴルチャコフは、むかし、自分の門下であったビスマルクが、この会議を主催するというので、気をよくし、充分頑張ることが出来るものと安心していた。
しかし、この頃のビスマルクは、もう昔のビスマルクではなく、ナポレオン三世を屈伏させその鉄血外交の手腕を発揮しつつあった時であった。
さて、夜会の席で、ビスマルクとゴルチャコフとは骨牌をした。その時のビスマルクの傍若無人ぶりはどうだったか?
骨牌を一々たたきつけて打つ、唾を吐く、はなをかむ、歯をせせる、豪然と笑う、相手を睥睨する、足踏みをして喚く、……非社交的の限りをつくしたことであった。
ゴルチャコフの驚くまいことか!(変わったなあ)と先ず思い(まるでタイラントだ)と思い、不愉快から次第に嫌悪となり、やがて恐怖となった。