일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なつくさせんき

夏草戦記

山本 周五郎

山本 周五郎의 夏草戦記(なつくさせんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,107자 · 41화면

아오조라 문고

「烏の濡れ羽色さ」「黙れ黙れさような通俗なものではない、まずおれの見たてを云えば、おれの見たてを云えばさ」「やっぱり烏の濡れ羽色か」くすくすと抑えつけたような笑いごえがおこった、「冗談はぬきにして、その娘が跟けて来るというのは本当か」「いやに乗りだして来るな、本当だよ、足弱の風にも堪えぬという身で、山坂いとわず追って来るんだ」「いったい誰を追って来るんだ」「伊五右衛門さまえのう……といってな」「こいつ暑気が頭へきたとみえる」こんどはわっと笑いごえが高くあがった、しかし自分たちの声に自分たちでおどろき、しっと云いあいながら慌てて肩をすくめたり口を塞いだりした。いったいどこまで事実なのかと、まじめに問いかけられると誰もたしかだと云える者はなかった、竹置から此処へ来るまでにそういう娘を見かけたことは見かけたが、それがおなじ者であるか、はたして小谷隊のあとを追って来るのかどうかはむろん知るよしもない、「阿武隈の狐だろう」しまいにはそんなことを云いだす者もあり、やがて話はほかへ移ってしまった。

そのなかまから少しはなれたところで、藁束の上に寝ころんでいた新九郎は、その話を聞きながらふと記憶のどこかにそういう娘のおもかげがひそんでいるように感じた。