후리가나로 읽는 일본 고전
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おおえどおうごんきょう
大江戸黄金狂
野村 胡堂
野村 胡堂의 大江戸黄金狂(おおえどおうごんきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,754자 · 53화면
七枚の絵図面
夕映と月明りとが、中空に入れ代る淡藍色の大気の中に、二条の毒蛇は、伸び、縮み、絡み合い、死闘の一瞬を享楽しているのです。
その後から、ヒョイと首を出した厄介の貝六、岩を小盾に何方に味方をしたものか――フト迷った様子です。が、丁度山浦丈太郎の背が、自分の前へ無防御のままに曝されると、ツイと小石を拾って、丈太郎の項を狙いました。
それが急所を外れたにしても、小鬢や頬をかすっただけでも、丈太郎の構えに破れが出来て、赤崎才市の邪剣に付け入られるでしょう。
あわや、――真に危機一髪という時でした。
「あッ」
何処から伸びたか、藤蔓で拵えた粗末な投げ罠、貝六の首にパッと絡まると、夕闇の中へ、グイと引きます。足元は五六十尺の谷の口、ひとたまりもなく貝六の図体は、崩るる小石と共に、その中に落込んでしまいました。後を静かに塗り潰すのは、音もなく襲い来る夕闇。
七枚の絵図面
山浦丈太郎と赤崎才市の果し合いは、暫く続きました。二人とも薄傷を負ったらしく、山浦丈太郎はわけても、頬や腕のあたりにかすり傷を受けましたが、蘇芳を浴びたようになり乍ら、気力を励まして、必死と切り結びます。