후리가나로 읽는 일본 고전
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おおえどおうごんきょう
大江戸黄金狂
野村 胡堂
野村 胡堂의 大江戸黄金狂(おおえどおうごんきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,754자 · 53화면
その六人から六様の絵図面を巻き上げ、私の持って居るのを加えて七万両の隠し場所を捜し出し、――」
がくりと俯向くお滝、さすがに後は言い兼ねた様子です。
「山浦氏一人を助け、この山を脱け出す積りであったなっ、毒婦、毒婦」
雲水空善は、珠数をあげてサッと空を払います。
「それに違いはありませんが、山浦様は私如きに目もくれません、それから七万両の金にも、――そして敵を討たれて死ぬ事ばかり考えて来ました」
「三四人の命を虫けらのように断つ女に、山浦氏が目をかけようか、外面如菩薩」
「いえいえ違います、私はいかにも絵図面を手に入れました、が、一人も人を害めた覚えはありません」
「何?」
お滝の言葉は予想外でした。
「四人の人は誰かに殺され、絵図面は独りでに私の手に集ったのです。この通り」
お滝は帯の間から、六枚の絵図面を出して、石の上に並べました。月明りが便りですが、六枚は今剪ったもののようにピタリと合って、真ん中のが一枚だけ欠けて居るのです。
「その一枚はこれだ」
雲水空善が、懐から出した一枚の絵図面を真ん中に置くと、絵柄はピタリと合って、嫌応もなく三人の眼を吸い寄せます。