후리가나로 읽는 일본 고전
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しんきだんクラブ
奇談クラブ(全)
野村 胡堂
野村 胡堂의 奇談クラブ(全)(しんきだんクラブ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,139자 · 208화면
幾百条の蛇と輝やく美少女と
名前はお腰元というのですが、奥方を亡なったばかりの北見之守――さらぬだに荒淫の噂の高い大名が、お雪の優れた美しさを、すぐ眼にも鼻にもつく江戸の屋敷の中に置いて、半月と豎やの字を結ばせようとは、殆んど想像も出来ません。
堤軍次の言葉が無くとも、左馬之助の胸に巣くう憂鬱が、次第に怨恨になり、憤懣になり、枯草の下に押えられた焔のように、何時何んなキッかけを見付けて、沖天の焔をあげないとも限らない有様になって居るのでした。
「まア宜い、そう言ったところで北見之守を斬れる貴公でもあるまい、せめては見返してやる工夫をせい、解ったか、解ったら見せるものがある。無駄になるつもりで、半日俺と附き合って見るが宜い」
軍次の薄い唇には、妙に皮肉な微笑が、恐ろしく複雑な陰影を作って、暫らく淀みました。
幾百条の蛇と輝やく美少女と
「何処へ連れて行くんだ」
「黙って来たまえ、悪いようにはしない」
半時ばかりの後、二人は両国の盛り場を縫って歩いて居りました。
言うまでもなく、その頃の東西両国は、今の浅草と同じことで、軒並み見世物、軽業、手品、生人形、娘芝居――あらゆる興業物が軒を並べて、大江戸の賑いを此処に集めた有様、中には、今日では見ることも、想像することも出来ないようなインチキな見世物などが、公然と大看板を掲げて見物を呼んで来たもの