일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つまのざ

妻の座

壺井 栄

壺井 栄의 妻の座(つまのざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 82,695자 · 165화면

아오조라 문고

「わたしも、すこし、やつそと思って。」

いいわけしながら、思い出したように粉白粉をはたくこともあった。以前は見せたことのない態度だった。それと結びつけて、野村の子供から手紙がくるように誘いかけたのも閑子であろうと、ミネは思う。三畳にかくれるようにして閑子の編む手袋や、閑子の作るお手玉が、野村以外のどこの娘におくられると考えられよう。閑子はそこに一縷の希望をつなごうとしているのだ。バラの花の手紙を手にした閑子はうれしそうな、しかし皮肉も交えた顔で、これをみよとばかりにミネの手へそれを渡したのである。よんでしまって何ともいわぬミネに、

「ね、子供に文句はないんだもの。手紙ぐらいやりとりすることは許してくれたっていいでしょう。私だって子供は可愛いと思うのよ。親が何といったって、子供はこうして手紙をくれる――」

それで野村の気持をとり返そうと思っているのだろうか。そのことではもう、野村からはっきりことわられているのを閑子は無視しようというのだろうか。忘れてしまったというのだろうか。これまでにも閑子は、二度も三度も野村の家へ出かけてゆき、そのつど絶望して帰ってきた。