일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きせつのないまち

季節のない街

山本 周五郎

山本 周五郎의 季節のない街(きせつのないまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 201,379자 · 394화면

아오조라 문고

不注意な通行人は口をあけ、六ちゃんのただならぬ顔を見て、いそいで脇へよけてゆく。六ちゃんはそのうしろ姿をいまいましそうな、軽侮の眼で見やりながら、なんてまぬけなやつだ、と呟く。

「なんてやつだ」と六ちゃんは云う、「自分がどこをあるいてるかもわからねえんだからな、いなかもの」

そして、右の肱をあげてブレーキをがらがらと解き、コントローラーをセコンドに入れ、緩み終ったブレーキのハンドルを止めて握ると、左手で速度をあげ、どですか、でん、と進行してゆくのであった。

町内の人たちはもう六ちゃんに興味をもってはいない。六ちゃんはその町の風物の中に溶けこんでいるのだ。六ちゃん自身もかれらには無関心であるし、子供たちがわるくふざけたり、からかったりしても、ちょっと睨むだけで、まったく相手にならなかった。

中通りを三往復すると、六ちゃんはうちへ帰って休み、また三往復しては休みして、終電になる。その日の気分によって終電の時間はまちまちだが、途中で半助の飼い猫のとらに出会うと、電車を停めて抱きあげ、半助のいる「街」まで届けにゆくのであった。

とらは黒ずんだ三毛猫の雄で、すばらしく大きい。