일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きせつのないまち

季節のない街

山本 周五郎

山本 周五郎의 季節のない街(きせつのないまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 201,379자 · 394화면

아오조라 문고

そうであるが、典型的ともいうべき律儀者であり、人のうちへどなりこむとか喧嘩をする、などということは、博奕きちがいの徳さんでさえ、賭けの対象にはしないだろうと信じられるくらい、治助には縁のないことであった。

それがいま、彼は怒りのために拳をふるわせ、ぶしょう髭だらけの黒い顔をつき出し、古い印半纏の袖をまくって、いまにも先生に殴りかかりそうな気勢をみせた。

「なにをどなるんだ、なんだ」と先生はまごついて、治助の拳を防ごうとでもするように、片手を前へ出しながら云った、「――ぼくがなにか悪いことをしたのならあやまる、まあおちついて」

「おれのかかあを返せ」と治助はどなった、「おれの女房のおはつを返せとおれは云ってるんだ」

「おはちさんのことか」

「それはお国なまりだ、おはつというのが本当なんだが、そんなことはどっちでもいい、先生はいまおれのことをまるめようとして、こうしているうちにもその頭を使ってるだろうが、おれのほうには証人て者が幾人もいるんだ、その証人たちは頭は使わないが眼を使って現場を見ているんだ」

「まあおちついてくれ、とにかくぼくにはわけがわからない、まあ治助くんおちついて」