일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きせつのないまち

季節のない街

山本 周五郎

山本 周五郎의 季節のない街(きせつのないまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 201,379자 · 394화면

아오조라 문고

そこで話題は事業のほうへとぶのだ。いったいに土川春彦のすることや云うことは持続性がなく、いま木材について愚見を述べているかと思うと、急にシナ料理ではなにがうまいかと問いかけ、自分がもっとも好きなものはめしで、めしを胡麻塩で握ったものくらいうまくて精力のつく喰べ物は世界じゅう捜してもないだろう、と断言しながら、現在なにが有望かといえばセメント以上の事業はない、などと云いだすのであった。

こういう話題や、話題からジャンプする次の話題、さらに次の話題へとリレーするものが、聞き手にとってはべらぼうに退屈で、ばかばかしくて、生きているのがいやになるほどであった。塩鯖女史が復帰したのも、耳が遠いという器官の利があったからだろうし、居眠りをした何代めかのかぼちゃ氏を卑怯だというのも当っていないかもしれない。

土川春彦がちょろといわれる理由はもう一つある。彼はただ話しどおしに話すだけでなく、そのあいだ少しもじっとしていないということだ。七代目になってからはそれが特にひどくなった。つまりなにからなにまで自分がしなければならなくなったからだ。

たとえば朝、勝手で火をおこし、土釜でめしを炊き、味噌汁を作り香の物を切る。