일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きせつのないまち

季節のない街

山本 周五郎

山本 周五郎의 季節のない街(きせつのないまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 201,379자 · 394화면

아오조라 문고

親の代から住みついているという「いも屋の惣さん」もはっきりした記憶がない、――八年まえだったか九年まえだったか、と惣さんは思いだそうとして話す。西の二軒長屋に「くまん蜂」の吉という乱暴者がいた。女房に子供が二人。当時は日雇い労働者だったが、もとは坑夫などもしたことがあるそうで、酔って暴れだすと手がつけられなかった。彼は日本刀を一本持っていた。柄のところが晒し木綿で巻いてあり、刀身に刃こぼれがある。なんとか坑山で大喧嘩があったとき、十幾人かを敵にまわして斬りあいをやり、幾人とかを斬った。というのがくまん蜂の吉の自慢話であった。――その吉が、ここへ移って来て一年ばかりしてから、酔っぱらって暴れだし、例の日本刀で女房や子供を「たたっ斬ってやる」と喚きながら、追いまわした。慣れているから、女房と子供たちは逃げてしまい、吉は逆上して、家の格子口の柱へ刀で切りつけた。こん畜生とか、みやがれとか叫びながら、力まかせに切りつけるのである。どうしようもない、どんななまくらでも抜き身の日本刀は凄みがあるから、眺めていた近所の人たちも蒼くなり、老人やかみさんたちの中には足が竦んでしまって、逃げようにも逃げられなくなった者がいた。