후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごこうだん
安吾巷談
坂口 安吾의 安吾巷談(あんごこうだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,860자 · 16화면
私は検事の訊問などにも、易者と同じような最大公約数的な設問法がとりいれられているムキがあるような気がする。時に被告が検事の催眠術にかかったなどといいがちなのは、被告の弱点を最大公約数的につくので、両者の焦点がずれていても、ぬきさしならぬような結論がでてくることが有りがちではないかと思うのである。
これは医者が患者を診察する場合にも起り易い現象だ。ここが痛みますか、とか、じゃア、ここを押すとこんな風じゃありませんか、というような訊き方が、最大公約数的に適中していても、真実からはズレている場合が起り易いと思われるのである。私は医師、特に内科の診断を乞う場合、診断をうけながら、甚しくその不安を感じるのが例である。医師がある種の予期をもつ場合、患者はそれに対して敏感であり、その結果として不安をもつ者と、同化する者と二つの型がありうるのかも知れない。そして同化する型が、催眠術的な関係に類似するように思われる。又、町医者などには、催眠術的な説得法を診察にとりいれている例が少くはない。私自身はその方法に不安を感じ、そういう医師から遠ざかるのが例であるが、人によってはそれが効き目を現すかも知れないから、一概に否定することはできない。