후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ほうえいふんか
宝永噴火
岡本 かの子
岡本 かの子의 宝永噴火(ほうえいふんか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,505자 · 62화면
私も女にしては頭が大きい。六七歳から十二三歳までの聖者は物覚えが好くて、腺病質らしく、ときどき無常を感ずるような素振りがある。しかし、これは有名な仏者の幼時には大概ある話で、特に注目すべき事柄でもあるまい。そうかと思えば勇敢で殺生好きで利かぬ気の子供でもあった。そしてまた、宗教的な罪障感なぞに攻められ、時々身も世もあられず悔いて居る。だいぶ性格が複雑である。
私は、この幼い聖者が、いわゆる「道に志した動機」は甚だ肉体的のものであるのを発見して嬉しくて堪らない。誰だって人間ならそうある筈なのだ。皮膚が救われるなら、筋肉が救われるなら、その外、何を人は望もう。ところで私は岩次郎=これは聖者の幼名=の求道の望みを知ってだいぶこの聖者に対する敵愾心が薄らいで来た。それはこういう事件であった。岩次郎は或る日、村の小屋掛けの芝居を見に行った。外題は「鍋冠り日親」の事蹟を取扱ったものであった。日蓮上人の弟子のこの日親は官憲から改宗を迫られて、これを肯んじなかった。そこで官憲は紅く焼いた鍋を日親の頭に冠せた。日親の頭は焦げた。
しかし日親は熱さを感じなかった。岩次郎はこれを芝居ごととしないで羨んだ。