후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
川の見えるところに近く、三吉は正太と相対に坐った。その時正太は苦しそうな眼付をして、生活を縮める為にここを立退こうかとも思ったが、折角造作に金をかけて、風呂まで造って置いて、この楽しい住居を見捨てるのも残念である、暫時二階を貸すことにした、と叔父に話した。
「どうしていらっしゃるかと思って、今日は家から歩いてやって来ました」と三吉が言った。「途中に芥子を鉢植にして売ってる家がありました。こんな町中にもあんな花が咲くか、そう思ってネ、めずらしく山の方のことまで思出した。ホラ、僕等が居た山家の近所には芥子畠なぞが有りましたからネ」
「叔父さん、私共ではこういうものを造りました」と豊世は叔父の後へ廻って、軒先の真綿の玉を指してみせた。「稗蒔ですよ――往来を通る人が皆な妙な顔をして見て行きます」
正太は何を見ても侘しいという風であった。豊世に、「彼方へいってお出」と眼で言わせて置いて、
「実は叔父さん、私の方から御宅へ伺おうと思っていたところなんです。未だ御話も致しませんでしたが、近いうちに私も名古屋へ参るつもりです。彼方の方で、来ないか、と言ってくれる人が有りましてネ……まあ二三年、私も稽古のつもりで、彼方の株式仲間へ入って見ます」