일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いえ

家

島崎 藤村

島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면

아오조라 문고

弟という人と一緒に二階を借りて夫婦同様に暮している女の謡曲の師匠が他へ移るとか移らないとか、家主が無理に立退を迫るとか、煩いことの多い中に、最早家の周囲には草の芽を見るように成った。

やがて豊世はこの惜しい世帯を畳まなければ成らない人であった。正太が放擲して置いて行った諸方の遊び場所からは、あそこの茶屋の女中、ここの待合の内儀、と言って、しばしば豊世を苦めに来た。彼女はそういう借金の言訳ばかりにも、疲れた。そればかりではない、月々の生活を支える名古屋からの送金は殆んど絶えて了った……家賃も多く滞った……老婆に払うべき給料さえも借に成った……

家具を売払って、一旦仕末を付けよう、こう考えながら豊世は家の内を歩いて見た。二度とこうした世帯が持てるであろうか、自ら問い自ら答えて、幾度か彼女は家の形を崩すことを躊躇した。

勝手の流許には、老婆が蹲踞んで、ユックリユックリ働いていた。豊世は板の間に立って眺めた。ゴチャゴチャした勝手道具はこの奉公人に与えようと考えていた。

「真実にねえ、これまでに丹精するのは容易じゃなかった」と豊世は独語のように言った。

「奥様、何卒まあ、一日も早く旦那様の方へ御一緒に御成遊ばすように……」