후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとゆきのにっき
山と雪の日記
板倉 勝宣
板倉 勝宣의 山と雪の日記(やまとゆきのにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 32,279자 · 67화면
そのあとにきっと孔があく。忍術と孔とは何かよほど深い関係があるらしい。小林は制動法の名手である。必ず馬にまたがるごとく落着きはらって滑走する。あれでせきばらいでもされたなら何千万の貔貅といえども道を開けるに違いない。板倉の滑り方はなかなかうまいもんだ。うそじゃない。本人がそういっている。雪の上に立って眺めると、遙か前面に鉢盛山がその柔かい雪の線を見せて、その後の雪は夕日にはえて種々な色を見せる。寒さなぞは考えのうちにない。暗くなってから家に入って温泉に入る。トンネルのような岩の下から湯が出ている。馬鹿にぬるいから長く入ってでたらめに声を出す。まだ二日ばかりしないと変に声をふるわす声楽家はこないので少し安心できる。いよいよ寝るとなって枕を見ると鼠色だ。さすがの板倉も降参して、取りかえて貰うと盛んに主張して、女中に交渉したが、洗ってありますとやられてひっこみ、それではこの変な蒲団だけでもと嘆願したら、どうでもいい掛蒲団だけかえてくれたのでまた降参した。やむを得ず手拭いで枕を巻き、タオルで口を予防して三人で炬燵をかこんで神妙に寝た。
十二月二十五日。「もう九時ですぜ」