후리가나로 읽는 일본 고전
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
石川 欣一의 山を思う(やまをおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,814자 · 157화면
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夏の山での遭難原因は十中八九が「無理」から来ていると僕はいう。それは体力に関する無理と、技術に関する無理との二つに分つことが出来る。技術に関する無理とは、たとえば岩を登って墜ちたり、雪渓をグリセードして転倒したりすることである。一口に岩登りといっても難易はいろいろだが、基礎的な練習が必要なのだ。それをいきなり、映画や写真の真似をすれば、あぶないにきまっているし、なまじロープがあるだけに、却って他の人々に被害をおよぼすことさえある。
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雪渓に両足を揃え、杖を後斜めに構えてすべり下るグリセードは、誰にでも出来そうだが、子供の時から馴れている人は別として、やはり相当な練習を必要とする。雪や草地の急斜面の横断、丸木橋の渡り方――このような場合に事故を起すのは、技術的な無理をあえてするからである。
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体力に関する無理とは文字その通りで、別に説明することはあるまいと思うが、たとえば普通一日行程六時間とされている山路を、身体が弱っていたために八時間かかったとすると、最後の二時間は全く無理をしていることになる。