일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまびこおとめ

山彦乙女

山本 周五郎

山本 周五郎의 山彦乙女(やまびこおとめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,360자 · 251화면

아오조라 문고

「わかったよ、なにもそう眼を剥くことはないさ」

「眼をどうしたって」

「おれの薬園の仕事だって、それとさして違いはしない、さきにわかっていたら断わるんだが、主馬の忍耐につきあって」

こう云いかけて、半之助はふり返った。

おいそと正木の賑やかな声が聞え、階段をあがって来る足音がした。主馬は、すべて内密、という眼くばせをし、盃を取った。正木重兵衛と、松室泰助がはいって来た。

「遅刻したですかね」

正木は汗まみれの顔で、せかせかと云った。

「いそいで来たんだが、木挽橋のところで喧嘩があってね、侍と犬なんだが」

「またばかなことを」

「いや本当だよ」重兵衛は袴をぬぎながら、「犬が吠えついたんで、侍が怒ったらしい、癇持ちなんだろう、まっ赤になってね、自分は犬が好きで、迷子ののら犬にさえ自分の食物を分けてやっている、できものだらけで毛の剥げちょろけたような犬でさえ、自分はつい頭を撫でてやらずにはいられない、自分にとっては犬は友人以上のものである、にも拘らず、自分に対して吠えるというのは、なにごとであるか、自分のどこが悪いか、どこが怪しいかって、むきになってどなってる、犬のほうは聞いてやしません、ただもうわんわん、むやみにわんわんね」