후리가나로 읽는 일본 고전
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ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
柳田 国男의 年中行事覚書(ねんじゅうぎょうじおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,005자 · 262화면
跡隠しの雪
跡隠しの雪
あるいはまたその貧しい家の婆が、足は擂木のように指のない片輪であった。これではこの女の所業ということがすぐ露われる故に、雪を降らせて足跡を隠して下されたのだという処も少なくない。ところが越後の魚沼地方などでは話がまた少しばかりちがっていて、この霜月二十三日の夜更に、村々を巡ってあるかれる大師という人の、足がデンボであったともチンバであったともいい、それで自らの足跡を人に見せぬように、雪を降らせたまうというように伝えている。
これはたしかに同じ話の二つに分れたものであるが、この方が古くからのものだろうと思うわけは、跡隠しの伝説の全くない土地にも、なお霜月三夜の大師さまは、跛者であったとも片足神だったともいう者が稀でないのである。人は大師と聴くとまず弘法大師のことと思い、それから弘法が破れ衣の旅僧の姿で、今でも全国をあるきまわっておられるように言う者があり、高野山の方でも御影堂の大師のお姿が、毎年のお衣替えにはすっかり法衣の裾を切らせておられるなどという話も出来ているが、もしもこうしたさまざまの話を聴いたならば、この霜月三夜の旅の神だけは、弘法大師でないと言わずにはいられぬだろう。