일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ひかげのまち

幻の探偵雑誌5 「探偵文藝」傑作選

松本 泰

松本 泰의 幻の探偵雑誌5 「探偵文藝」傑作選(ひかげのまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,797자 · 107화면

아오조라 문고

私は異議なく承知した。老人は気が早い。彼は満足気に私の手を堅く握って、

「家の晩餐は七時だから、それ迄に引移ってくるがいい」といった。

ガスケル老人との会見は三十分程で済んだ。

私は広い街路を夕陽を一杯に浴びながら、下宿へ帰った。地下室の家族の食堂へ下りていって、揉手をしながら立っている内儀さんに、私はこんな意味の事をいった。――詮り、これから自活する決心で今晩から某家へ雇われる事になった。永く辛抱が出来ればいいが、未来の事は誰にも判らない。不良るかったら何時でも帰ってくるから、その時はまた面倒をかけますよ。――内儀さんは眼をしょぼしょぼさせながら黙って私の言葉を聞いていたが、

「いやになったら遠慮なしに帰っていらっしゃい」と自分の息子を送り出すような調子でいった。何としても内儀さんとは一年越の馴染である。朝夕寝起きをした部屋にも名残が惜まれた。荷物をまとめてタクシーに積込み、住馴れた家を後にした時は不思議に淋しい気がした。

四

初ての夜であったせいか、翌日は平常より余程早く目覚めた。木立の多い裏庭の樹木の繁みに小鳥の影がチラチラ動いていた。