후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆうれいとう
幽霊塔
黒岩 涙香
黒岩 涙香의 幽霊塔(ゆうれいとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 266,479자 · 532화면
と叔父に問うた、勿論見覚えがある。余は幾年来、お浦の両手に都合四個の此の指環が輝いて居るのも見飽きた一人だ、叔父は前にも記した通り検事を勤めた昔と違い、非常に神経が弱く成って、充分に返事は為し得ず、単に「私が買って遣ったのです」と答えた、お浦の名さえも口に得出さぬ、探偵「誰に買って遣ったのです」と飽くまで抉る様に聞くから余は見兼ねて「浦原浦子にです」と代言した。
何しろ余り無惨な有様に、叔父は勿論余さえも此の上見て居る勇気はない、水の中で恨みを呑んで沈んで居たお浦の顔を見るのが如何にも辛い次第だから、俯向いて暫く目を閉じて居たが、其のうちに探偵は「アッ」と叫んだ、落ち着きくさった探偵が斯うも叫ぶほどだから余ほどの事が有るに違いない、数人の巡査も口々に「是は余りだ」と叫んだ、何事だろうと余も顔を見上げてたが、実に戦慄せずに居られぬ、お浦には顔がない、首の所をプッつり切って、頭だけなくなって居る、余ほど鋭い刃物で切ったに違いない、切口も美事なものだ、何だとて斯うも惨酷な事をしたのであろう。人を殺して首だけ切り取って何所かへ隠し、爾して首のない