후리가나로 읽는 일본 고전
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しきぶこうじ
式部小路
泉 鏡花
泉 鏡花의 式部小路(しきぶこうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,847자 · 149화면
強そうな顔をして、やッと起きると、ひょろりでトン、足を投げてきょとんとする。
お夏は密と引いて見て、はらりと放した。手巾を畳に残して、隣座敷へ、すいと立った。背姿で忙しそうに、机の前なる紅入友禅の唐縮緬、水に撫子の坐蒲団を、するりと座敷の真中へ持出したは、庭の小菊の紫を、垣から覗く人の目には、頸の雪も紅も、見え透くほどの浅間ゆえ、そこで愛吉の剃刀に、衣紋を抜かん心組。
坐りもやらず蒲団の上。撫子の花を踏んで立つと、長火鉢の前、障子の際に、投出されたという形。目ばかり光らす愛吉を、花やかに顧みて、
「鎮西八郎、為ちゃん。」
「や、」
「曾我五郎、時さん。」
「こいつあ、」
「泥酔の愛ちゃんや。」
「ええ。」
お夏は片襷を、背からしなやかに肩へ取って、八口の下あたり、緋の長襦袢のこぼるる中に、指先白く、高麗結びを……仕方で見せて、
「ちょいと、こういう風でね。」
かくて酒肴の用足しから帰って来た女房は、その手巾を片襷に、愛吉が背後へ廻って、互交に睦じく語らいながら、艶なる頸にきらきらと片割月のきらめく剃刀。物凄きまで美しく、向うに立てた姿見に頬を並べた双の顔に、思わず見惚れて敷居の際。