후리가나로 읽는 일본 고전
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しきぶこうじ
式部小路
泉 鏡花
泉 鏡花의 式部小路(しきぶこうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,847자 · 149화면
二十五
「第一手前が巣鴨の関戸の邸の、紅葉の中で、不意に出会した時もそうですが、沈んだ明い、しかも陰気な、しかし冴えて、冷かな、炎か紅の雲かと思うような四辺の光景にも因りましたろうが、すらりと、このな、」
と円満にして凸凹なき、かつ光沢のある天窓を正面から自分指しながら、相対して、一等室の椅子にかけたのは同社名誉の探訪員、竹永丹平である。
別に必要はないけれども、その着つけ、背恰好、容貌、風采、就いて看らるべし。……
第二回の半ばに出でたり。
この処築地明石町、明石病院の病室である。
二十五
探訪員は天窓をさした、その指を、膝なる例の帽子の下に差入れた。このいかがわしき古物を、兜のごとく扱うこと、ここにありてもまたしかり。
さて、打咳き、
「トこの天窓の上へ、艶麗に立たれた時は、余り美麗で、神々しくッて、そこいらのものの精霊が、影向したかと思いましたて。桜の精、柳の精というようにでございますな。しかし寂寞とした四辺の光景が、空も余りに澄み渡って、月夜か、それとも深山かと思われるようでありましたのは、天地が、その日覚悟を極めて死にに行く、美人に対する、かの同情というものを表わしたのでありましょう。