일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おもいだすことなど

思い出す事など

夏目 漱石

夏目 漱石의 思い出す事など(おもいだすことなど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,003자 · 113화면

아오조라 문고

けれども義務とは仕事に忠実なる意味で、人間を相手に取った言葉でも何でもない。したがって義務の結果に浴する自分は、ありがたいと思いながらも、義務を果した先方に向って、感謝の念を起し悪い。それが好意となると、相手の所作が一挙一動ことごとく自分を目的にして働いてくるので、活物の自分にその一挙一動がことごとく応える。そこに互を繋ぐ暖い糸があって、器械的な世を頼母しく思わせる。電車に乗って一区を瞬く間に走るよりも、人の背に負われて浅瀬を越した方が情が深い。

義務さえ素直には尽くして呉れる人のない世の中に、また自分の義務さえ碌に尽くしもしない世の中に、こんな贅沢を並べるのは過分である。そうとは知りながら余は好意の干乾びた社会に存在する自分を切にぎごちなく感じた。――或る人の書いたものの中に、余りせち辛い世間だから、自用車を節倹する格で、当分良心を質に入れたとあったが、質に入れるのは固より一時の融通を計る便宜に過ぎない。今の大多数は質に置くべき好意さえ天で持っているものが少なそうに見えた。いかに工面がついても受出そうとは思えなかった。とは悟りながらやはり好意の干乾びた社会に存在する自分をぎごちなく感じた。