일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あしのうら

怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像

蘭 郁二郎

蘭 郁二郎의 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像(あしのうら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,233자 · 223화면

아오조라 문고

『魔のカーヴ――』

源吉は、頭の中で、もやもやしていた恐怖の雲が、スーッと塊まりになったのを意識した。『やっぱり』という意味が、飲み込めた。

『魔のカーヴだ。よくある魔の踏切と同じ奴よ。若い娘がよく死ぬんだ。娘ばかりじゃねェ、失恋れた若い男、借金で首の廻らねェ、百姓爺の首が、ゴロンと転がったり……。

おかしなもんで、一人が死ぬと『吾れも、吾れも』とそこで死にたがるもんでな、轢くこっちはいい迷惑よ、嫌な思いをしなけりゃならねェし。

おまけに坂で滑っているから、『あッ!』と思ったって間に合わねェ、知らねェで運転して車庫の検査で、めっけたって奴もあるぜ源さんの来る前にいたもんだがね、見ると輪のところへ、ひらひらしたもんがくっ附いている、さわったが落ちねえ、ぐっと引っ張ったら、べたっと手についたんだ『わッ!』という騒ぎよ、何んだと思う、女の頭の皮さ、黒い長い髪が縺れてひらひらしてたんだぜ、それが手に吸いついて、髪が指にからまっちまったもんだから、奴さん驚いたの、驚かねェの、青くなって、それっきり罷しちまった。その後釜が、源さんという訳よ』

倉さんは、如何にも話好きらしく、長々と話し出したが、源吉には、もうそれ以上聴く元気はなかった。