후리가나로 읽는 일본 고전
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あしのうら
怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像(あしのうら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,233자 · 223화면
疎に植えられた生垣越しに覗き見ると、それは二階建の洋風造りで、あか抜けのした瀟洒な様子が、一寸、鷺太郎に舌打ちさせるほどであった。二階にたった一つ、灯が這入っているほか、シーンとしていた。おそらく山鹿は、海の銀座、Y海岸の方へ、出かけてしまったのであろう――。
そう思って、踵をかえそうとした時だ。
そのドアーが、灯もつけずに、ぽっかりと内側へ引開けられた。はっと無意識に生垣へ身を密めた鷺太郎の目に、白の半ズボンに白のシャツの男と、も一人、矢張り白地に大胆な赤線を配したズボンを穿いた断髪の女とが、ひょっこり現れた。あたりは暗かったけれど、その二人の服装が白っぽかったので、鷺太郎にはその輪廓を読みとることが出来、一人はたしか山鹿だ、と断定はしたが、も一人の女性の方は、山鹿と交際していないので誰だったか解ろう筈もなかった。
二人は、この身を密めて窺っている鷺太郎には気づかなかったらしく、肩を並べて歩きだした。そして、Y海岸への散歩であろうと思っていた彼の予想を裏切って、こんな時間に、もう人通りもないであろうと思われるZ海岸の方へ向って、ぶらぶらと歩いて行った。