일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きょうふおう

恐怖王

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 恐怖王(きょうふおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,038자 · 133화면

아오조라 문고

夏子はあどけない巻舌になって云った。

「ホホウ、あなたは、あの殺人鬼が、我々と同じ様な善良な社交生活を営んでいるとおっしゃるのですか」

「エエ、そうでなければ、あんな危険を冒して、ゴリラを殺しに行く筈がありませんもの。若しかしたら、恐怖王は恋をしているんじゃないかと思いますわ。恋人に身の素性を知らせたくない為ばかりに、あんな冒険をやったのではないかと思いますわ」

そう云って、夏子はうるんだ目で、じっと蘭堂の顔を見つめた。蘭堂の方でも、何故か相手の目を覗き込まないではいられなかった。二人はお互の目を見つめたまま、長い間黙り込んでいた。そこに何かしら異様な、ゾッとする様なものが感じられた。

「ホホ…………」夏子が頓狂に笑い出した。

「サア、これを一つ召上れ。強いのよ。でも大丈夫。あたし介抱して上げるから」

彼女は、なまめかしく云って、赤い色の洋酒をグラスについで勧めた。

蘭堂は妙なゾッとする様な感じを払いのけようとして、それを一息に飲みほした。火の様に熱い酒だった。喉から食道がカーッとほてって、それが、胃袋に落ついた時分に、俄に脈が早くなって来た。脳髄がズキンズキンと持ち上げられる様な気がした。