후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
鳩ぽっぽ鳩ぽっぽと云う唄が出来るかも知れないな。
皆で仲よく飛んでこいって云う唄が流行るかも知れないな。
湯から帰えりしな、暗い路地で松田さんに会う、私は沈黙って通り抜けた。
十二月×日
「何も変な風に義理立てしないで、松田さんが、折角借して上げると云うのに、お芙美さんも借りたらいゝじゃないの、実さい私の家は、あんた達の間代を当にしているんですから。」
髪の薄い叔母さんの顔を見ていると、おん出てしまいたい程、くやしくなる。
これが出掛けの戦争だ。急いで根津の通りへ出ると、松田さんが、酒屋のポストの傍で、ハガキを入れながら私を待っていた。
ニコニコして本当に好人物なのに、私はムカムカしてしまう。
「何も云わないで借りて下さい。僕はあげてもいゝんですが、貴女がこだわると困るから……。」
塵紙にこまかく包んだ金を私の帯の間にはさもうとした、私は肩上げのとってない昔の羽織を気にしながら、妙にてれくさくなってふりほどいて電車に乗ってしまった。
どこへ行く当てもない。
正反対の電車に乗ってしまった私は、白々とした上野にしょんぼり自分の影をふんで降りた。
どうしよう。