일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ほうろうき(しょしゅつ)

放浪記(初出)

林 芙美子

林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면

아오조라 문고

久し振りに見る兄さん、尾道の家に、木になった蜜柑や、オレンジを持って来てくれたあの姿そのまゝで、笑いかけている。

「何も言わんもんじゃけん、苦労させやんした。」

海が青く光っている。

娘をかえして、二人で町はずれの男の親の家へ行く。

海近くまで、田が青々して蜜柑山がうっそうと風に鳴っていた。

「あいつが気が弱いもんじゃけん。」

海にやけた佗し気な顔して兄さんは口をつぐむ。

家では七十になる老婆が、コトコト米をついていた。牛が一匹優さしい瞳をして私を見た。私は、どうしてもはいりたくなかった。

何だか、こんなところへ来た事さえも淋しくなった、白い路のつづいている浜路を、私はあとしざりするように、宿へ急いだ。

六月×日

颯爽として朝風をあびて、私は島へハンカチを振った。

どこへ行っても、どうにも仕様のない事だらけなんだ、東京へ帰えろう、私の財布は五六枚の拾円札でふくらんでいた。

兄さんの家でもらった、デベラの青籠と風呂敷包みをかゝえて、ピヨピヨした板を渡って、船へ乗った。

「気をつけてのう……。」

「えゝ! 兄さんもうストライキはすんだんですか。」

「○○が仲へ入って三割かた職工の方が折れさせられて手打ちになったが、太いもんにゃかなわないよ。