후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
昔つくった自分の詩のアタマを思い出した。
何もかも厭になってしまうが、さりとて、ニヒルの世界は道いまだ遠し。
此生ぐさニヒリストは、腹がなおると、じき腹がへるし、いゝ風景を見ると、呆然としてしまうし、良い人間に出くわすと、涙を感じるし――。
バスケットから、新青年の古いのを出して読む。
面白き笑話ひとつあり――。
――囚人曰く、「あの壁のはりつけの男は誰ですか?」
――宣教師答えて、「我等の父キリストなり。」
囚人が出獄して病院の小使いにやとわれると、壁に立派な写真が掛けてある。
――囚人、「あれは誰のです?」
――医師、「イエスの父なり。」
囚人、淫売婦を買って彼女の部屋に、立派な女の写真を見て――
――囚人、「あの女は誰だね。」
――淫売婦、「あれはマリヤさ、イエスの母さんよ。」
そこで囚人は歎じて曰く、子供は監獄に父親は病院に、お母さんは淫売宿にあゝ――。
私はクツクツ笑い出してしまった。急行でもない閑散な夜汽車に乗って退屈しているとこんなにユカイなコントがめっかった。
眠る。
七月×日
久し振りで見る旅の古里の家。
暑くなると、妙に気持ちが焦々して、シュンと気が小さくなるよ。